SNSで公開された新たな映像は、ウクライナの軍事情報機関（GUR）がS-200V/M Vega地対空ミサイルシステムを使用している様子を示している。移動式の5P72発射装置から発射されるこのシステムでは、本来は防空用として設計された誘導ミサイル5V28が、地上目標への攻撃にも転用されている。
軍事専門チャンネル「Military Informant」によれば、一部のミサイルは依然として防空目的で使用されているが、他のミサイルは地対地ミサイルとして改造されている。数十年の保管や放置を経ても機能を保持している理由は技術的な謎のままである。
ソ連製のS-200システムは、旧ソ連およびロシア連邦軍で広く使用されたが、その性能には限界があった。皮肉なことに、ウクライナ軍の手に渡って初めて、ロシアに対して重大な損害を与える兵器となった。
出典・画像：ウクライナ陸軍公式Telegram | @army_tv
