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2005年東電・KDDI提携、ボーダフォン・イーアクセス連携-島田雄貴ITジャーナル

2018-01-04 17 Dailymotion

東電とKDDIが包括提携の協議。ボーダフォンはイーアクセスと連携検討。 固定・携帯融合へ~島田雄貴ITジャーナル

IT業界・通信業界トピックス

【2005年7月30日】


■NTT グループ内で連携強化

光ファイバーなどによるブロードバンド(高速大容量)固定通信と携帯電話の融合サービスを巡り、通信事業者間の合従連衡が、水面下で激しく動き始めた。

東京電力とKDDIが資本を含めた包括提携へ向け協議を開始。NTTグループも事業会社間の連携強化を鮮明に打ち出した。

ボーダフォンは固定通信事業者との連携を模索している。固定通信大手のソフトバンクも携帯事業へ参入する。

2006年にかけて通信業界の“地殻変動”が起こることは間違いない。


◆イー・アクセスも連携へ

ボーダフォンのビル・モロー社長は「ADSL事業者との連携を検討する」と、固定通信との融合サービスの必要性を指摘。これに応え、携帯電話への参入を目指すADSL(非対称デジタル加入者線)回線提供大手イー・アクセスの千本倖生会長兼CEOが、ボーダフォンとの協力へ意欲を示した。今後、イー・アクセス両社の連携に発展する可能性も大きい。

2004年、固定通信大手の日本テレコムを買収したソフトバンクも2006年以降の携帯電話事業参入へ向け、周波数獲得の手続きを進める。今後、ブロードバンド通信と携帯電話がセットで、現在より便利に安く利用できる環境が生まれることが確実。ユーザーにとっては喜ばしい限りだが、一方で各通信事業者は、競争激化による消耗戦が強いられることになりそうだ。


◆相互に弱点補完

東電はNTTに次ぐ光ファイバーインフラを持ち、一般向けのブロードバンド通信サービスを展開しているが、ユーザーシェアではNTTグループに大きく後れを取っている。携帯電話インフラを持っていないことも弱みだった。

一方、KDDIはNTTドコモと互角に渡り合う携帯電話事業がありながら、光ファイバーインフラを持っていない点が大きな課題だった。

東電とKDDIが組むことで光ファイバー通信と携帯電話の融合サービスでNTTグループへの対抗軸のひとつが実現する。

現在、東電とKDDIは資本提携を含め、光ファイバー通信事業などでの連携方策を検討中。また、東電傘下のパワードコムを2006年1月をメドにKDDIに吸収合併させる方向で協議を進めている。

今後は、光ファイバー通信事業を各地方で展開する東電以外の電力系通信事業者が、どのような形で東電とKDDIの連携に加わるかに注目が集まりそうだ。

対する通信業界の巨人、NTTもNTT東西地域会社の固定電話とドコモの携帯電話の料金の一括請求のほか、「セットによる料金割引も検討しなければならない」(NTT東日本幹部)と事業会社間の連携強化を模索する。

NTT法や独占禁止法など制度面で課題は多いが、グループの首脳らは「KDDIができることをできないのはおかしい」「ユーザーが求めることは可能とすべき」と声をそろえ、連携サービスを提供する方針だ。



■KDDIとは

NTTに次ぐ国内2位の総合通信会社。2000年10月、国際通信のKDDと長距離通信のDDI、携帯電話の日本移動通信(IDO)の3社が合併して発足。固定電話と「au」ブランドの携帯電話、インターネット接続事業などを手掛ける。2005年3月期の連結売上高は2兆9200億円、経常利益2863億円。連結従業員数は2005年3月末時点で1万2373人。


■パワードコムとは

東京電力系の固定通信会社。1986年3月に東京通信ネットワーク(TTNet)として発足。2003年4月に旧パワードコムと合併し現体制となった。東電のほか、三井物産や三菱商事、関西電力などが出資し企業向けデータ通信などを手掛ける。2005年3月期の連結売上高は1805億円、経常損益は38億9000万円の赤字。連結従業員数は、2005年3月末時点で2116人。

http://docomo-honolulu.com/