外国為替円決済制度~JDPアセットマネジメント株式会社の資産管理用語集
<外国為替円決済制度とは>
外国為替円決済制度(以下「外為円決済制度」)は、外国為替市場における売買、ユーロ円取引、輸出入取引、コルレス先円勘定の振替、円建送金(仕向・被仕向)等に伴う円資金の決済を集中的に行う制度である。
この制度は、東京銀行協会を運営主体として、1980年10月に発足し、当時は、支払指図を立会交換方式で交換したうえで、東京手形交換所のシステムを利用して交換尻を算出し、それを日本銀行に通知した後、日本銀行にある加盟銀行の当座勘定の振替により決済を行っていた。
外為円決済制度の参加銀行には、日銀ネットに直接参加して外為円決済事務を行う加盟銀行と加盟銀行に外為円決済事務を委託して間接的に参加する決済制度事務委託銀行がある。
2003年4月末での参加銀行は、加盟銀行が35行、決済制度事務委託銀行が195行の合計231行である(合計には、グロス決済のみを行うCLS銀行が含まれる)