中国・江蘇省大豊市で８月２０日、漢方薬の材料用のゴキブリを養殖していた温室が何者かに破壊され、少なくとも１００万匹以上が逃げ出した。養殖施設を所有する王さんによると、「漢方薬では、ゴキブリのエキスがガンや抗炎症、免疫力向上に有効と信じられており、近年、養殖が増えている。破壊されるまで、施設内では１５０万匹以上が孵化し、果物やビスケットなどの餌を毎日与えていた」とのこと。付近の住民の話では、８月２０日に制服を着た人たちがやってきて、重機などで温室を取り壊して立ち去ったという。中国では、当局が再開発などの理由で民間の建物を勝手に壊すことはよくあるが、市の国土局や住宅局は「やっていない」と否定。王さんはゴキブリ１キロ当たり１０００人民元（日本円で約１万６０００円）の利益を見込んでいたが、結局、数十万元規模の損失になったという。
http://news.discovery.com/animals/insects/million-cockroaches-escape-chine-farm-130825.htm
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