米 旅客機が誤って小さな空港に着陸
アメリカ中西部のミズーリ州で、乗客乗員およそ130人を乗せた旅客機が目的地の空港とは別の滑走路の長さが半分ほどしかない小さな空港に誤って着陸するトラブルがあり、航空当局が原因を調べています。
12日夜、イリノイ州シカゴからミズーリ州南部の空港に向かっていたサウスウエスト航空の旅客機が、誤っておよそ10キロ離れた別の空港に着陸しました。
この空港は滑走路の長さがおよそ1100メートルと目的地の空港の半分ほどしかありませんが、旅客機は滑走路の端ぎりぎりのところで止まり、乗客乗員合わせて129人にけがはありませんでした。
空港を間違えた原因は分かっていませんが、地元のメディアは操縦士が着陸の際に現在位置などを知らせる機器を十分確認しなかったのではないかなどと伝えています。
NTSB=国家運輸安全委員会は現地に職員を派遣して、飛行状況やコックピット内の音声を記録した装置を回収して詳しい原因を調べているほか、FAA=連邦航空局も調査に乗り出しています。
アメリカでは去年11月にも、中西部カンザス州で巨大な貨物機が目的地のすぐ近くにある別の小さな空港に誤って着陸するトラブルが起きていて、一歩間違えれば大惨事になりかねないだけに、相次ぐトラブルに関心が集まっています。