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20140111米司令官 防空識別圏内で監視強化

2014-01-13 51 Dailymotion

アメリカ海軍の司令官は、中国が東シナ海に設定した防空識別圏について、各国の航空機が自由に飛行できる国際的な空域だと指摘したうえで、日本に配備した最新鋭のP8哨戒機を防空識別圏内に飛行させて監視活動を強化していることを明らかにしました。

西太平洋地域を管轄するアメリカ海軍第7艦隊のロバート・トーマス司令官は、10日、NHKのインタビューに応じ、中国が去年11月に設定した防空識別圏について「国際的な空域だ。われわれの任務に変化はない」と強調しました。
そのうえで、アメリカ海軍が国外では初めて沖縄県の嘉手納基地に先月配備した最新鋭のP8哨戒機を、中国が主張する防空識別圏内に飛行させて監視活動を強化していることを明らかにしました。
さらに、トーマス司令官は「P8哨戒機の配備は日米同盟がいかに強固であるかを明確に示すものだ。海上自衛隊との連携こそがアジア太平洋地域の平和と安定を維持する基盤だ」と述べ、自衛隊と連携して地域の安定を図る考えを示しました。
一方でトーマス司令官は、アメリカ海軍が主催してことしの夏にハワイ沖で行う、多国間軍事演習「リムパック」に中国が初めて参加することについて、「信頼を構築するうえでの鍵となる」と指摘し、中国との軍事交流も進めることで地域の緊張を和らげたいとの意向を示しました。