女性ブロガー
原発事故による農業や観光への風評被害を拭い去るため福島の現状を知ってもらい、インターネットで伝えてもらおうと、ブログなどで発信をしている女性の「ブロガー」を招いて、会津地方の郷土料理作りを体験してもらうツアーが初めて開かれました。
この取り組みは、福島県の現状を知ってもらうことで県産の農産物や県内の観光への風評被害をぬぐい去っていこうと福島県が行っている取り組みの一環として行われ、首都圏に住んでいてインターネットのブログなどで情報発信をしている女性の「ブロガー」など２５人が初めて招かれました。
一行はまず、南会津町の古民家を訪れ、地元で収穫されたばかりの新米を使った郷土料理作りを体験しました。
このあと、県内で収穫されたすべての米で行われている放射性物質の検査の様子を見学し、クレーンを使って米袋を測定器にのせる体験もしていました。
東京都から訪れた３７歳の女性は、「来る前は少し不安でしたけど、実際に説明を受けて農家の方の苦労もわかりましたし、検査もされて安全だとわかったので、これからは安心して食べられます」と話していました。
県の農産物流通課の金子達也課長は「風評被害の払拭には実際に来てもらうことが大切なので、これからもこういった取り組みを続けていきたい」と話しています。
10月31日 21時34分
